2011/12/24

ポインセチア

この季節、ポインセチアの赤が鮮やかですね。

このポインセチアは、トウダイグサ科トウダイグサ属で原産は中央アメリカだそう。
日本には明治時代に伝わったもので、和名は「猩々木(ショウジョウボク)」。

赤いのは花じゃなくて苞(ほう)と言って、中心の花を守る役目をしている部分。
ポインセチアは短日性の花で日に当たらない時間が13時間以上にならないと花をつけず、苞も赤くならないとか。

ポインセチア
出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Poinsettia.jpg

2011/12/17

カーネーション

カーネーション、NHKの連続テレビ小説が人気ですね。

この花、ナデシコ科ナデシコ属の多年草なんです。別名でオランダナデシコとも呼ばれているそうです。
もともと南ヨーロッパや西アジアの地中海沿岸あたりが原産だとか。

日本には江戸時代初期、徳川家光の時代にオランダから伝来したとの記述が「地錦抄録」(1733年)にあります。

カーネーションと言えば、母の日のイメージが強くて5月頃の花のような気がしてしまいますが、現在ではハウス栽培で周年供給されていて一年中いつでも買う事ができます。
色も様々なものが品種改良で開発されていて、青紫の「ムーンダスト」なんて品種もあります。


2011/12/04

シクラメン(豚の饅頭)

シクラメンはサクラソウ科シクラメン属に属する多年草で、学名は Cyclamen persicum Mill。
 地中海地方原産で、花期は秋から春。
冬の花というイメージがあるシクラメンですが、原産地は地中海地方で秋から春にかけて花が咲きます。

シクラメンの和名は「豚の饅頭」というらしい。
ある植物学者がシクラメンの英名である"sow bread"(雌豚のパン)を日本語に翻訳したとの事。
シクラメンの球根が豚の餌になるから"sow bread"というらしいけど、饅頭って翻訳はどうなんだろ。花の名前で「豚の饅頭」はちょっとないよなぁ。


日本には明治時代に伝わり、本格的な栽培は岐阜県恵那市で始まったそうです。


このシクラメン、名称が「死」「苦」との語呂合わせで縁起が悪いとか、鉢植えだと「寝付く=根付く」とかの言われようで、病院への見舞いでこの花を持っていく事は縁起が悪いと言われてます。
花そのものは奇麗なのに、「豚の饅頭」やら縁起が悪い花と言われて、少々気の毒な花ですね。



2011/11/26

コスモス(秋桜)

コスモスは、キク科コスモス属で、アキザクラ(秋桜)とも言われます。
コスモス(cosmos)の語源は、ギリシャ語で「秩序」、「飾り」、「美しい」などの意味の”Kosmos, Cosmos”からきているそうです。

「秋桜」ってのがピッタリのはなですが、もともと日本の花ではなく外来品種なんですね。
原産地はメキシコの号減地帯で、18世紀末にスペインでコスモスと命名されたとの事。
日本には明治20年頃に渡来したものだそうです。

このコスモス、市町村のシンボルとしてかかげているところも多いようですね。

・北海道:士別市・滝川市・仁木町・大樹町・標茶町・鶴居村
・秋田県:大仙市
・茨城県:小美玉市・筑西市
・埼玉県:神川町
・千葉県:印西市・市原市・茂原市・大網白里町
・東京都:西東京市
・神奈川県:松田町
・新潟県:阿賀野市・湯沢町
・長野県:佐久市・信濃町・下條村
・奈良県:大和高田市・川西町
・京都府:木津川市
・大阪府:貝塚市
・兵庫県:豊岡市・相生市・加東市・稲美町
・徳島県:勝浦町
・香川県:坂出市・さぬき市
・福岡県:飯塚市・久留米市・古賀市・直方市・中間市・行橋市・水巻町・粕屋町
・長崎県:東彼杵町
・熊本県:宇城市
・大分県:由布市
・宮崎県:小林市・国富町

コスモス

2011/09/25

世界一大きな花 ラフレシア

ラフレシアは、東南アジア島嶼部とマレー半島に分布するラフレシア科ラフレシア属の全寄生植物。
その中でもラフレシア・アーノルディ(Rafflesia arnoldii)の花は90cmになるものがあり、世界一大きい花として知られています。

この花、花を咲かすまで2年もかかるのに、花が咲いたらたった3日で枯れてしまうそうです。
ちなみに、この花は茎も根も葉もなく、香りはくみ取り便所の臭いに例えられる程くさいとか。


ラフレシア
出典:
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Rafflesia_80_cm.jpg



2011/09/03

ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)

ワレモコウは、バラ科・ワレモコウ属の植物。
漢字表記は、「吾亦紅」や「吾木香」以外にも様々な表記が有ります。
「我吾紅」、「割木瓜」、「我毛紅」など。
これら複数の漢字表記があるのは、諸説あるそうです。「 吾木香」は、根が木香(インド原産の菊の根)に似ているから我が国の木香となったと言われているようです。
また、「吾亦紅」は和歌などで、”われもまた紅い”と言う意味で使われているようです。



ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)

出典:
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Sanguisorba-officinalis.jpg

2011/08/19

キバナセンニチコウ(黄花千日紅)

キバナセンニチコウは、センニチコウの近縁種で、ヒユ科の春蒔き一年草。
ストロベリーフィールズという品種は、キバナというのに真っ赤なイチゴのような可愛い花です。(ストロベリーフィールドとも呼ばれるそうです)

元々は、アジア・アフリカ・オーストラリアの熱帯地方とアメリカ南部から南米の花で、日本への渡来は江戸時代前期。
センニチコウは、「千日紅」と書かれますが、これは満開になる少し前に花を摘みとって陰干しすると千日間は赤い色が保たれるという事が由来だそうです。

今年の夏は猛暑でバテ気味ですが、センニチコウは夏の暑さや乾燥にも強い花だとか。
センニチコウのように夏に強くなりたいものです。


キバナセンニチコウ
出典:
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Gomphrena_haageana,黄花千日紅(キバナセンニチコウ)7240175.JPG